2020ホンダF1ポイント圏内での争いに自信!プレシーズンテスト終了!

スペイン・バルセロナカタロニア・サーキットで行なわれていたF1プレシーズン・テストが終了しました。

2016年のマクラーレン・ホンダのニューマシンMP4-31は、4日間合計で総走行距離3305kmを走行。

昨年とは対照的に順調にすべての作業を終了したようです。

今回は、オーストラリアの2016年F1開幕戦まで約2週間となりましたが、マクラーレン・ホンダのマシンの仕上がり具合と、今年から新たに導入される予選フォーマットなどとともにお伝えしていきます。

 

 

 

ホンダパワーユニットのデプロイメント問題は解消!

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ホンダパワーユニットの一番の懸念材料であったデプロイメント問題はクリアされた模様ですね。

昨年のマシンと比べて、MP4-31についてジェンソン・バトンは次のように語っています。

パワーユニットに関しては、過去14カ月で最大の改善だと言えるかもしれない。改良はうまくいった思う。凄く良い。ストレートの走り始めで違いを感じられる」

昨年のホンダパワーユニットは、タービンとMGU-Hの非効率なデザインに関連してERS(エネルギー回生システム)に問題を抱えていました。

その影響で、1周あたりのERSのデプロイメントが制限されることで、160馬力以上のパワーアシストを失っていました。

レース中においては、毎周約0.6秒程は失っていたということです。

これは、1000分に1秒を争うF1の世界では致命的な数字となります。

ホンダはMGU-Hの解決策を見つけても、昨年のレギュレーションではパワーユニットのレイアウトの変更ができないために苦しいシーズンを過ごすことになりました。

今年のホンダパワーユニットは、このERS(エネルギー回生システム)のレイアウト、さらにはターボシステムの設計変更をおこなった模様です。

このようなことから、昨年のチャンピオンマシンであるメルセデスに対し、30~80馬力程度にその差を大幅に縮めたとも言われています。

また、今回のプレシーズンではマイナートラブルはあったようですが、順調に作業を終了できたことが最も大きな収穫ではなかったかと思いますね。

今回のプレシーズン・テストは、マクラーレン・ホンダにとっては信頼性と、パワーユニットの大幅な改良が施されたMP4-31が周回を重ねました。

F1・2016年シーズンがとても楽しみなプレシーズン・テストでの結果となりましたね。

 

 

 

2016年のF1は予選が変わる

今年は、マクラーレン・ホンダと同じように変わることがあるようです。

ドライバーからは不満の声もあるようですが、2016年のF1は予選方式に変更があるようです。

Q3の残り90秒間は、2人のドライバーの一騎打ちとなるようです。

開幕戦のオーストラリアGPから採用される予選フォーマットは次の通りです。

Q1 セッション時間は16分間。開始から7分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。Q1では7名が姿を消し、15名がQ2に進出する。

Q2  セッション時間は15分間。開始から6分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。Q2では7名が姿を消し、8名がQ3に進出する。

Q3 セッション時間は14分間。開始から5分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。最後の90秒間は残った2名のタイムアタックが行われる。

この予選方式は、F1史上初の試みとなるようですが、どうなるでしょうか。

今年のF1GPは見どころ満載のシーズンとなるようですね。